聴衆の中に、あなたの知っている人、特に、仲のいい人や賛同者がいると、あなたは、とても気が軽くなるでしょう。
しかし、いつでも、そのような人がいるとは、限りません。
むしろ、あなた一人で、切り抜けなければならないことの方が、多いはずです。
では、どのようにして、切り抜ければ、よいのでしょうか?
緊張・あがり症対策 ~名前を呼べば、味方が増える~
聴衆の中に、あなたの知っている人、特に、仲のいい人や賛同者がいると、あなたは、とても気が軽くなるでしょう。
しかし、いつでも、そのような人がいるとは、限りません。
むしろ、あなた一人で、切り抜けなければならないことの方が、多いはずです。
では、どのようにして、切り抜ければ、よいのでしょうか?
…それは、その場で、あなたの味方を増やしていくことです。
すぐにできて、なおかつ、効果の大きいのは、
自分の話に、名前を取り込むことです。
例えば、「PEARサイクル」という言葉を、説明したとしましょう。
「『PEAR』は、洋梨(ようなし)のことですが、これは『ペア』と読むよりも、『ピア』と言うほうが、英語の発音に近いですよね、佐藤さん」
…このように、英語が得意だと休憩中に聞いた、佐藤さんの名前を入れるのです。
これだけのことで、
- 「佐藤は、英語が得意だからな」
- 「〇〇さんに、名指しで呼ばれた」
周囲は、ほんの少し、尊敬の眼差しを、彼に向けます。
一番嬉しいのは、当の佐藤さんで、
「私の名前を呼んでくれた」
呼ばれた側は、話し手と一体感を感じるのです。
その後、彼は、熱心に、あなたの話を、肯定して、聞いてくれるようになります。
末尾に、それとなく、名前をくっつけてみると、自然でいいです。
慣れてきたら、名前を末尾のみならず、
- はじめから、呼びかけてみたり、
- 思いついたときに、話の途中に入れてもいいでしょう。
こうして、その場に、「あなたの味方」が増えてくれば、
あなたは、あがらずに、落ち着いて、話せるようになります。