好かれる話し方のコツは、「間」(ま)にあります。
「話術は、間術」という言葉があるように、話は、間の取り方、ひとつで、引き立つのです。
目次
好かれる話し方のコツ ~間の取り方~
「間」(ま)とは、
話し手と聞き手とのあいだに交わされる「呼吸」であり、
それを生かす「沈黙の時間」を指します。
「間のない話は、間抜け」と言いますが、
緊張すると、間抜けの話が多くなり、盛り上がりに欠けてしまいます。
間の取り方には、次のように、いくつかの種類があります。
~間の取り方~
①了解を求める間
②期待させる間
③余韻を与え、印象を強くさせる間
☆その他
①了解を求める間
話の内容をつかんでもらうために、相手の理解を促す時間をつくる、了解の間です。
特に強調したいテーマを話すときに、ひと呼吸おいて、話すといいでしょう。
②期待させる間
次に展開する話題に対して、期待感を高める間です。
③余韻を与え、印象を強くさせる間
話の印象を強めるなど、自分の気持ちをより伝えたい箇所で使う間です。
☆その他
この他にも、
- 質問をしたときの「考えさせる間」や、
- 自分の意見に同意してもらうために使う「同意を求める間」などがあります。
また、笑いを誘う間の取り方など、数多くの間があります。
落語家は、絶妙な間を取る名人ですので、
興味があれば、寄席に通って、研究してみるのも、いいかもしれません。
あなたの話の中で、あえて「間」をつくって、聞き手を惹きつけたい箇所はどこなのか、原稿をチェックしてみよう