「氷山」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E5%B1%B1
「潜在能力」を活性化させるには、潜在意識に、効果的に働きかける必要があります。
まずは、潜在意識について、理解しましょう。
目次
1. 潜在意識とは
「水面下の氷山の合成写真」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E5%B1%B1
人の心には、
- 顕在意識(意識)と、
- 潜在意識(無意識)の、
2つがあります。
氷山を、想像してみてください。
水面上に浮かんでいるのは、全体のほんの一部分にしか過ぎません。
その十倍以上の氷の塊が、水面下にあるのです。
この氷山を、人の心に、例えると、
- 水面上に浮かんでいるのが、顕在意識(意識)であり、
- 水面下にあるのが、潜在意識(無意識)となります。
人の心には、巨大な潜在意識の領域があるのです。
2. 「潜在能力」を活性化させる方法
私たちの行動を分析してみると、
意識的に行動しているのは、ほんの1割程度にしか過ぎません。
9割以上が、潜在意識の影響を受けているのです。
潜在意識には、自分でも忘れている経験や知識が、深く刻み込まれており、
様々な場面で、行動をコントロールしています。
例えば、人前に出たときに、極度にあがる方は、
幼児期に、人前で、嫌な思いをした経験があるのかもしれません。
仮に、3歳の誕生日会に、親戚が集まって、お祝いをしてくれたとしましょう。
両親に、「お礼を言いなさい」と言われて、前に立ったにもかかわらず、
挨拶できなくて、恥ずかしい思いをしたとします。
このときの経験が、潜在意識に強く刻まれると、意識のうえでは忘れていても、
- 人前に出るのが、怖くなったり、
- 手足がブルブル、震えだしたり、
…こういった状態が、生まれやすくなるのです。
このように、
私たちの行動には、潜在意識の力が、大きく働いています。
特に、
潜在意識には、失敗の経験やマイナスの言葉が定着しやすい、という特徴があります。
潜在意識にインプットされた「マイナスのイメージ」を、「プラスのイメージ」に、入れ替えるために、
意識して、プラスの考え方や肯定用語を、多用しましょう。
プラスの暗示で、マイナスのイメージを消し、心のなかに眠っている「潜在能力」を、活性化させるのです。
例えば、
- 「また、あがって、嫌な思いをするだろう…」ではなく、「私は、大勢の前で、落ち着いて上手に話せる」
- 「人に笑われたらどうしよう…」ではなく、「十分に練習したから大丈夫だ」
前向きに、捉えるようにします。
最初のうちは、本心からそう思えなくても、かまいません。
まずは、否定的な言葉が自動的にわいてくる状態を、止めることが、先決です。
次第に、否定的な言葉の代わりに、肯定的な言葉が、自然と浮かんでくるようになります。
失敗の経験は、過去のこと
潜在能力にブレーキをかけている「マイナスの暗示」は捨てて、プラスの言葉で、脳をリフレッシュしよう!