好かれる話し方のコツは、「アイコンタクト」にあります。
笑顔をたたえながら、アイコンタクトをキープするのが、理想です。
自然な笑顔の作り方については、以下の記事にて、紹介しておりますので、本記事と合わせて参考にして頂ければ幸いです。
目次
好かれる話し方のコツ ~アイコンタクト~
一対一で、向かい合って話すのは、話すのが苦手な方にとっては、緊張する場面です。
ビジネスの場面では、一対一のこともあれば、一対二、一対三で、商談しなければならないこともあります。
こういう場面では、相手の目を見て話すのが基本です。
つい、緊張して、目を伏せてしまいがちですが、
相手に、自信のなさや不誠実という印象を、与えてしまいます。
うまく話せなくても、相手の目を見ながら、懸命に話していれば、誠実さは伝わります。
①アイコンタクトと日本
相手の目をしっかり見て話している状態を、「アイコンタクトが強い」「アイコンタクトの時間が長い」などと表現します。
概して、日本人は、欧米人よりも、アイコンタクトが弱く、その時間が短い傾向にあります。
これは、儀礼文化や教育の違いによるものです。
日本では、昔は、「相手の目を見るのは、よくないこと」と言われていました。
特に、「目上の人の目を見るのは、失礼にあたる」と、年配の方は教えられていたようです。
実は、
「相手の目を見て話すのが礼儀」という考え方は、割りと、最近、言われるようになったことなんです。
②アイコンタクトの必要性
日本人でも、訓練次第で、アイコンタクトが強く、アイコンタクトの時間が長くなります。
まずは、その必要性を認識しましょう。
相手の目を見て、話をしないと、
- 自信がない、
- 嘘をついている、
- 誠実でない、
- 相手(またはその話)に、興味がないなど、
相手に、マイナスの印象を、与えてしまいます。
その結果、相手との信頼関係が築けず、相手を説得できなくなるのです。
一方、アイコンタクトをキープすれば、その逆の効果が得られます。
相手との信頼関係を築きたいなら、まずは、しっかり、アイコンタクトをすることです。
③アイコンタクトのコツ
アイコンタクトをしましょう。
笑顔をたたえながら、アイコンタクトをキープするのが、理想です。
できれば、ワン・フレーズが終わるまでは、相手の目を見続けましょう。
つまり、「句点」(。)がくるまでは、アイコンタクトをキープするのが、望ましいのです。
それが、あまりにも大変…という方は、「読点」(、とうてん)までは、アイコンタクトをしてみてください。
慣れるにつれて、徐々に、アイコンタクトの時間が伸びていきます。
相手が複数なら、ワン・フレーズごとに、目線を移し、アイコンタクトをとりましょう。
ただし、あまり、せわしなく目線を移すと、落ち着きのない印象を与えてしまいます。
一対一の場合は、あまり長く見ていると、相手は話しづらくなるので、
- 資料を見たり、
- お茶を飲んだりして、
ときどき、目線を外すと、相手に負担をかけないでしょう。
ずっと、目を直視するのではなく、時おり、
- 顔をぼんやりと見たり、
- 口元を見れば、
じっと見つめている感じが、弱まります。
相手の目をじっと見すぎていても、緊張させてしまうし、
顔を伏せて話していると、おどおどしているように映ります。
要は、
相手の目を見ている時間と、そうではない時間とのバランスが、大切なのです。
ワン・フレーズが終わるまでは、目を合わせる