プレゼンテーションには、9つのコツがあります。
プレゼンで緊張しない方法を中心に、まとめてみましたので、ぜひ、参考にして頂ければと思います。
プレゼンの極意、テクニックについては、以下の記事にて、紹介しておりますので、合わせて参考にしていただければ幸いです。
目次
①少人数の場合
緊張しない方法 ~緊張する・しないを分かつ、2つの立場・意識・視点~
上の記事にも書きましたが、
人前で話す前に、早めに前に立っておくと、いいでしょう。
演台に立って、休憩時間などをよく見るようにしてください。
出番が来て、「○○さん、お願いします」と言われて登場するのではなく、
早めに自ら前に立っておくことです。
このとき、前列に座っている人と笑顔で話したりしておくと、心もリラックスできます。
②大人数の場合
もちろん、参加者たちを見るのですが、
自分の心のイメージをグ~ンと伸ばして、会場全体を包み込んでください。
ジグソーパズルのように、全体から細分化して、見ていくんです。
③準備について
メンタル・イメージ・トレーニングの方法・効果と、4つのポイント
準備は、徹底しておきましょう。
あらゆることを想定して、準備しておくといいでしょう。
ビジネスの場面で、「準備不足」は、「やる気がない」と言っているようなものです。
④身だしなみについて
明るく見られたいなら、明るい色調のものを、どこか一点でも身につけたり、
デキる人に見られたいなら、サイズのあったスーツにネクタイを締め、チーフをさすなどすると、いいでしょう。
当たり前のことですが、
身なりで印象は、だいぶ違います。
ただ、注意しないといけないのは、
慣れないものを着ると、緊張してしまうということです。
ですので、普段、着慣れないものでしたら、早めに何度か着ておくといいでしょう。
また、メンタル・イメージ・トレーニングでなりきるのを忘れずに。
⑤立ち振る舞いについて
登場するときは、姿勢を正しく、顔(あご)を上げて、ゆっくり、歩きましょう。
つい、人前に立つと、顔を下に向けがちですが、
丸まった背中に、顔が下を向いていると、見るからに弱々しいし、緊張している感じが、見てとれます。
必ず、顔をあげて、前をしっかり見ましょう。
⑥話し始めについて
話し始めは、参加者の顔をよく見てから、ゆっくりと始めましょう。
また、人前に立ったとき、「ふー」とゆっくり息を吐き、リラックスするのもいいでしょう。
私は、名乗る前に、
「ふー(ここはマイクを通さずに)、こんにちは、○○です」
と、言い始めています。
「ふー」と、息を吐くことで、肩の力が抜けて、いい状態で、話が始められるようになります。
これをせずに、急に名前を言おうとすると、どもっちゃったり、震えちゃったり…
これを防ぐためにも、効果的な方法です。
忘れないでいただきたいのが、
聴衆の顔を、見ないようにすればするほど、緊張してしまうということです。
ですので、聴衆の顔は、しっかりと見るようにしてください。
⑦ブスッとした表情はNG
プレゼンで大切なことは、笑顔で楽しそうに話す、ということです。
内容にもよりますが、これにつきます。
聞いている人たちは、ただ、その姿を見ているだけで、楽しい気分になっていくし、
笑顔で楽しそうに話している人を見ると、仮に話術的に劣っていたとしても、惹きつけられるのです。
東京ディズニーランドのパレードでは、みんな楽しそうに、笑顔で踊っています。
すると、あなたも楽しい気分になっていくでしょうし、惹きつけられるものがあるのではないでしょうか。
これと、同じことです。
作り笑いでもいいですので、笑顔を出すように、心がけてください。
楽しませることもそうですが、あなたが楽しんでいることも大切です。
もし、笑えないとしたら、心が小さくなっている状態です。
ですので、無理にでも笑って、心を大きくしてください。
あなたが思わず、笑ったり、微笑んでしまうような素材を、あらかじめ、演台に用意しておくのもいいでしょう。
レジュメに、子ども、恋人、ペットなどの写真を挟んだり…
よりリラックスして、話せるようになります。
⑧「相手視点」で盛り上がれる
人前でプレゼンするということは、当たり前ですが、聞いてくれる人たちがいます。
何度もお伝えしていますが、自分をよく見せようとする「自分視点」ではなく、
- 少しでも、聞いてくれる人たちにわかりやすく、
- 少しでも、得になる話で、
- 少しでも、興味を持ってもらえるようにと、
「相手視点」で、話すようにしてください。
自分がハッピーになるために、話すのではなく、
相手をハッピーにするために、話すのです。
- ふつうの朝礼も、
- 何百人もいるセミナーも、
- 他社のなかで話す、競合プレゼンも、
全部、同じです。
自分のことよりも、聞いてくれる人たちに、目を向けるようにしてください。
また、会場に何人いようが、何百人、何千人いようが、
一人ひとりに話すように、顔を向けて、話してください。
確かに、一度にたくさんの顔を見ると、ビクッときます。
でも、何人いようが、一人ひとりの集合体です。
一人ひとりに気持ちを向けてください。
一人ひとりをしっかり「見る」のです。
⑨締めくくりのコツ
プレゼンは、「最初の出だし」と「最後の締め」さえ、うまくいけば、上手に見えます。
ですので、特に、
最初と最後だけは、何度も、繰り返し、練習してください。
そして、どれだけ、途中で失敗したとしても、
最後だけは、堂々と笑顔で、
- 「一番言いたかったこと」
- 「聞いてくれたことによる感謝の気持ち」
を、伝えましょう。
例「(堂々と笑顔で)繰り返しになりますが、私が一番伝えたかったことは、○○です。
本日は、本当に、ありがとうございました」
…途中で失敗したと思うと、そのことばかりが気になるようになるかもしれません。
そのことが気になって、焦ってしまうかもしれません。
でも、そんな失敗のことばかりを気にしている、あなたの話を聞いている人の、身にもなってください。
誰が忙しいなか、自分のことばかり考えている人の話を聞きたいでしょうか。
そんな人いませんよね。
もし、途中で失敗したな、と思うようなことがあったら、そこから先、
少しでも、聞いてくれている人に、気持ちを向けて、話すようにしてください。
何度も言いますが、あなたがどう見られるかが大切なのではないんです。
聞いてくれる人に気持ちを向けることが、大切なんです。
すると、結果として、あなたの評価が上がっていくのです。
少しくらい、話に詰まっても、問題ない。
「相手視点」で、笑顔でスピーチすれば、うまくいく。