緊張(tension)とは、心と体が、張り詰めた状態にあることです。
緊張は、その度合いによって、
1. 適度の緊張
2. 過度の緊張
の2種類に、分けられます。
目次
1. 適度の緊張
危険から身を守るという、動物本来が持っている、防衛本能です。
通常人であれば、おそらく、すべての人が経験するでしょう。
脳が、からだ全体に、エネルギーを送り込み、
何らかの危険が生じても、素早く、対応できるように、
言わば、臨戦態勢をとります。
- 呼吸、鼓動、脈拍が早くなる
- 体の動きがよくなる
- 集中力が増す
- 頭の回転がよくなる
など
2. 過度の緊張
悪い負の感情を抱くことで、緊張している自分を意識をしてしまい、
本来、よくなるはずの体が、逆にダメになってしまいます。
脳が、からだ全体に送るエネルギーを、過剰に分泌しすぎて、
体が、拒否反応を起こします。
- 手に汗をかく
- 体が硬直する
- 声や手足が震える
- 頭が真っ白になる
など
☆緊張症、あがり症
2. 過度の緊張の経験から、その経験を連想させる場所や場面になると、
悪い負の感情が、湧き上がります。
「トラウマ」(心的外傷後ストレス障害、Post Traumatic Stress Disorder、PTSD)、
心の傷です。
あがり症は、病気ではありませんが、
ちゃんとした解決をしないと、何歳になっても、治らないものです。
「場数」や「慣れ」だけでは、どうしようもありません。
人前で話す実力が必要です。
あがり症を克服するには、話し方を身につける必要があるのです。