デパスは、非常に強い、お薬です。
デパス0.5mgのところを、誤って5mg誤投与したため、呼吸停止し、植物状態となってしまった事例があります。
目次
1. デパスとは
「デパス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)
「デパス」(Depas|Sedekopan|エチゾラム、etizolam)とは、
不安や緊張に効く、抗不安薬で、
睡眠導入剤としての適応も持っています。
直径6mm前後の、錠剤で、大きいもので、直径およそ1cm。
うつ病などの精神疾患、胃潰瘍(いかいよう)や、筋肉の緊張を、和らげる効果があり、
精神科、内科、整形外科などで、処方されています。
かつては、医師の処方箋(しょほうせん)なしで買える「市販薬」でしたが、
現在では、医師の処方箋(しょほうせん)なしでは買えない「処方薬」とされ、
店舗販売はもちろん、インターネットや電話による通信販売も禁止されています。
ところが、
「個人輸入の通販であれば、自宅に居ながら処方箋不要で購入することができます」などと謳う、
薬事法に反して販売している事業者が跡を絶ちません。
2. デパスの効果・時間
「デパス 1mg錠」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)
デパスは、
①強い、効果と、
②短い、持続時間という、
2つの特性を持っています。
①デパスの効果は、
- 不安や緊張などの、情動異常の改善、
- 不眠の際に利用される、他の睡眠導入剤の補助、
- 肩こりなどの症状の改善、筋弛緩、
など
②服用後、
およそ30分で、効果が出はじめ、
およそ3時間で、ピークに達し、
およそ6時間で、効果がなくなります。
3. デパスの副作用
「デパスの構造」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)
デパスには、
- 意識障害
- 言語障害
- 肝機能障害
などの、様々な副作用があります。
また、効果が強い分だけあって、
- 不安
- 不眠
- 幻覚、妄想
といった、離脱症状・禁断症状が、出やすいです。
長期間の服用では、目のまぶたが痙攣する「眼瞼痙攣」(がんけんけいれん)。
過剰摂取では、植物状態となってしまった事例、亡くなってしまった事例もあります。