「ルボックス」「デプロメール」は、SSRIという、第三世代のお薬です。
SSRIについては、以下の記事にて、基本的なことからまとめてありますので、本記事と合わせて参考にして頂ければ幸いです。
目次
1. 「ルボックス」「デプロメール」という薬
「フルボキサミン」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%B3)
一般名「フルボキサミン」。
フルボキサミンは、世界初の、選択的セロトニン再取り込み阻害薬「SSRI」(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)です。
(※詳しくは、SSRIの記事にて)
日本国内では、
- ソルベイ社の「ルボックス」
- 明治の「デプロメール」
という薬が、販売されています。
- 25mg錠
- 50mg錠
- 75mg錠
があり、ルボックス、デプロメール、ともに、黄色い小さな錠剤です。
2. 「ルボックス」「デプロメール」の効果
「ルボックス」(http://あがり症.net/archives/1131)
「ルボックス」「デプロメール」の効果は、残念ながら、
軽度~中度の症状には、効果が非常に小さいか、全くなく、
症状が重くなるに連れて、効果が出はじめ、
極めて重度において、やっと「臨床的に有意」と言えるレベルです。
プラシーボ(偽薬)としての効果しかない…という意見も、少なくないです。
3. 「ルボックス」「デプロメール」の副作用・時間 ~半減期など~
「デプロメール」(http://あがり症.net/archives/1131)
「ルボックス」「デプロメール」の副作用は、
- 吐き気
- 頭痛
- 眠気
そして、胃腸や肝臓などへの影響です。
その他、SSRI特有の、各種の副作用が報告されています。
(※詳しくは、SSRIの記事にて)
副作用は、服用直後から現れるので、注意が必要です。
服用後、
およそ5時間で、ピークに達し、
およそ9時間で、効果が半減します。
飲み続けると、副作用がなくなりますが、減量ないし断薬よって起こる、離脱症状・禁断症状が起こります。
SSRI全般については、以下の記事にて、基本的なことからまとめてありますので、合わせて参考にして頂ければ幸いです。
選択的セロトニン再取り込み阻害薬「SSRI」とは ~SSRIの効果と副作用~