「イララック」は、小林製薬の第2類医薬品です。
イララックの製品情報については、小林製薬の公式サイトに詳しく掲載されていますので、興味のある方は、そちらを参考にして下さい。
本記事では、公式にはない、イララックの情報について、まとめています。
目次
1. 緊張・あがり症の市販薬「イララック」は、第2類医薬品
まず、医薬品は、
インデラルなどの、医師の処方箋(しょほうせん)なしでは買えない「処方薬」と、
イララックなどの、医師の処方箋(しょほうせん)なしで買える「市販薬」に、
大別されます。
そして、イララックなどの、「市販薬」は、
薬のリスク、対応する専門家、消費者に対する情報提供の必要性の程度によって、
①大、薬剤師、書面を用いた情報提供の義務の「第1類医薬品」、
②中、薬剤師・登録販売者、情報提供の努力義務の「第2類医薬品」、
③小、薬剤師・登録販売者、情報提供の義務のない「第3類医薬品」の、
三種類に分けられます。
なお、医薬品ではありませんが、
リポビタンDなど、人体に対する作用の緩やかな薬品を「医薬部外品」と言います。
以上をまとめると、
↑
「処方薬」※インデラル
「第1類医薬品」
「第2類医薬品」※イララック
「第3類医薬品」
「医薬部外品」※リポビタンD
↓
弱い
薬の効きの強弱をはかる目安として、非常に役に立つので、覚えておくといいでしょう。
2. 緊張・あがり症の市販薬「イララック」の効果・時間
・効能・効果
いらいら感・興奮感・緊張感の鎮静
上記症状に伴う、疲労・倦怠感・頭重(ずおも)の緩和
イララックは、
イライラの鎮静だけでなく、
ドキドキの鎮静にも、効果があります。
イララックの公式には、掲載されていませんが、
- 不安感
- 声の震え
にも、効果があります。
つまり、
イララックは、あがり症にも、十分な効果があるということです。
あがり症の市販薬は、イララックの他にも、たくさんありますが、
口コミ評価では、
↑
※「ウット」(伊丹製薬)
「イララック」(小林製薬)
「メンテック」(エーザイ)
↓
弱い
という順番になっています。
(※ウットは、市販されているのが不思議なくらい、依存性・副作用が強いので、服用しないで下さい…)
イララックの説明書には、記載されていませんが、
効果が現れるのは、服用後、1時間後、
効果の持続時間は、7時間程度が目安です。
(※2度目の服用は、4時間以上あけて下さい)
3. 緊張・あがり症の市販薬「イララック」の副作用
・使用上の注意
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ
消化器:吐き気・嘔吐、食欲不振
イララックの公式には、掲載されていませんが、
- 眠気
- アレルギー症状・ぜんそくを、悪化させる
などの副作用もあります。
☆まとめ
イララックは、即効性はないものの、
身体的依存性、副作用は、弱く、
比較的安全と言えるでしょう。
(※精神的依存性は、別です)
インデラルやウットと違って、強い薬ではないので、
「服用しないで下さい…」とまでは、言いませんが、
いずれにしても…
お薬では、あがり症の根本的な解決にはなりませんので、くれぐれも、ほどほどに。
あがり症を、根本的に解決するには、人前で話す実力が必要です。
あがり症を克服するには、話し方を身につけることが必要なのです。