「加味帰脾湯」(かみきひとう)は、うつや不安に効果のある、お薬です。
医学、薬学、ツムラ・クラシエ・ロートの公式サイト、口コミなどを参考に、加味帰脾湯について、まとめてみました。
目次
1. 加味帰脾湯という漢方薬 ~帰脾湯との違い~
「ツムラ加味帰脾湯」(http://www.tsumura.co.jp/password/m_square/products/ichiran/jpg/137.htm)
「加味帰脾湯」(かみきひとう)は、
- ニンジン
- ビャクジュツ
- ブクリョウ
- タイソウ
- オウギ
- トウキ
- オンジ
- カンゾウ
- モッコウ
- ショウキョウ
- サンソウニン
- リュウガンニク
という、12種類の生薬から作られる「帰脾湯」(きひとう)に、
- サイコ(柴胡)
- サンシシ(山梔子)
という、2種類の生薬を「加味」(かみ)した、神経症や不眠症の、漢方薬です。
日本では、
- ツムラの「ツムラ加味帰脾湯」
- クラシエの「加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ」
- ロート製薬の「ロート加味帰脾湯錠」
などが、販売されています。
2. 加味帰脾湯の効果
「加味帰脾湯エキス顆粒クラシエ」(http://www.kracie.co.jp/products/ph/1201440_2220.html)
「加味帰脾湯」(かみきひとう)は、
- うつ
- 不安
- 不眠
- 貧血
- 神経の高ぶり、興奮やイライラ
などに、効果があります。
また、
- 胃腸機能を整える
- 滋養強壮
などの、効果もあります。
なお、公式には、掲載されていませんが、
- もの忘れ「健忘」(けんぼう)
にも、効果があります。
3. 加味帰脾湯の副作用
「ロート加味帰脾湯錠」(http://jp.rohto.com/wakansen/kami/)
「加味帰脾湯」(かみきひとう)の副作用は、
- 皮ふの発疹・発赤、かゆみ
など
なお、公式には、掲載されていませんが、
- じんましん
- 食欲不振
- 吐き気
- 腹痛
- 下痢
などの副作用、
さらには、
- 高血圧、多飲や多尿、まひ、心不全を起こす、「偽性アルドステロン症」
- 筋力の低下など、筋肉の病気である「ミオパチー」(ミオパシー)
といった、重大な副作用があります。
☆加味帰脾湯では、あがり症を克服できない
「加味帰脾湯を、本当に重要なときにだけ、服用すれば…」
「加味帰脾湯を服用して場慣れすれば、薬に頼らなくても大丈夫になるのではないか…」
このような甘い考えをお持ちでしたら、今すぐ、捨てて下さい。
お薬では、あがり症の根本的な解決にはなりませんので、くれぐれも、ほどほどに。