アロパノールは、全薬工業の、不安や緊張に効果のある、お薬です。
医学、薬学、全薬工業の公式サイト、口コミなどを参考に、アロパノールについて、まとめてみました。
目次
1. アロパノールという薬 ~錠剤、顆粒(かりゅう)、内服液~
「アロパノール」(https://www.zenyaku.co.jp/product/gastro/aropanol.html)
アロパノールは、全薬工業の、神経症や不眠症のお薬です。
アロパノールは、
- 錠剤、
- 顆粒(かりゅう)、
- 内服液、
の、3種類があります。
2. アロパノールの成分・効果 ~抑肝散(よくかんさん)~
「アロパノール顆粒」(https://www.zenyaku.co.jp/product/gastro/aropanol_ka.html)
アロパノールの成分は、
- チョウトウコウ(釣藤鉤・釣藤鈎)
- サイコ(柴胡)
- カンゾウ(甘草)
- トウキ(当帰)
- センキュウ(川芎)
- ブクリョウ(茯苓)
- ビャクジュツ(白朮)
という、7種類の生薬から作られる、「抑肝散」(よくかんさん)という、漢方薬です。
アロパノールの効果は、
- 神経の高ぶり、興奮やイライラ
- 筋肉の緊張、痙攣(けいれん)
- 不安
- 不眠
- 歯ぎしり
など
元々は、子供の夜泣き、かんしゃく(神経過敏)などに用いられていた、小児向けのお薬です。
なお、公式には、掲載されていませんが、
- うつ
- 幻覚
にも、効果があります。
3. アロパノールの副作用
「アロパノール内服液」(https://www.zenyaku.co.jp/product/gastro/aropanol_na.html)
アロパノールの副作用は、
- 皮膚の発疹・発赤、かゆみ
など
まれに、
- 息切れ、息苦しさ、せき、発熱などが起こる、「間質性肺炎」(かんしつせいはいえん)
- 息苦しさ、疲れやすさ、足がむくむ、体重が増える、「心不全」(しんふぜん)
- 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(おうだん|皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振などの、「肝機能障害」(かんきのうしょうがい)
などの、重篤な症状が起こる場合があります。
なお、公式には、掲載されていませんが、
- 吐き気や嘔吐、腹痛、下痢などの、「胃腸炎」(いちょうえん)
- 筋肉の痙攣(けいれん)
などの、副作用もあります。
胃腸など、消化器の弱い方は、注意が必要です。
☆アロパノールでは、あがり症を克服できない
「アロパノールを、本当に重要なときにだけ、服用すれば…」
「アロパノールを服用して場慣れすれば、薬に頼らなくても大丈夫になるのではないか…」
このような甘い考えをお持ちでしたら、今すぐ、捨てて下さい。
お薬では、あがり症の根本的な解決にはなりませんので、くれぐれも、ほどほどに。