好かれる話し方のコツを、ご紹介いたします。
呼吸を合わせて、聴衆を味方につける方法です。
目次
好かれる話し方のコツ ~改め挨拶テクニック~
「改めまして、みなさん、こんにちは!」
…人前に立って、発する、第一声は、とても重要です。
第一印象のうち、「声」が占める割合は、38%もあると言われています。
その声が、小さかったり、マイクがキーンとハウったりしては、もったいないです。
「みなさん、こんにちは!」と、挨拶する前に、
「改めまして」と、一言入れて、
自分の声の調子をはかると、良いでしょう。
…実は、この「改め挨拶テクニック」は、自分の声の調子を、確かめるためだけにあるのではなく、
もっと、深い意図があります。
それは、
聴衆と呼吸を合わせることで、聴衆との間に、一瞬にして、信頼関係が築ける、ということです。
人と人が初めて会ったときの心理状態は、こう動きます。
「緊張」→「安全確認」→「安心」→「好感」→「信用・信頼」
しかし、初めて会った人なのに、一気に心が近くなった…という経験をしたことはないでしょうか。
- 出身地が、一緒だったり、
- 好きなミュージシャンが、一緒だったり、
- 血液型が、一緒だったり…
これは、相手との「共通項」がなせる業で、
相手の潜在意識に、「この人は敵じゃないんだな」と思わせることで、
「安全確認」をすっ飛ばして、一気に「好感」の域に、ワープします。
これを、応用して、相手との距離を言葉なしに縮めるのが、
非言語で、相手との「共通項」を、つくること、
相手と、表情や呼吸、動作を合わせることです。
「みなさん、こんにちは!」と、挨拶する前に、
「改めまして」と、一言入れて、
全員の呼吸を合わせ、全体の「共通項」をつくりましょう。
これが、「改め挨拶テクニック」です。
☆聴衆と息を合わせることで、話がうまく伝わる
「みなさん、こんにちは!」と言うだけでは、聴衆の心と呼吸の準備ができていないので、
「こんにちは」と答える声が、まばらになりやすいです。
しかし、「改めまして」と、一言入れるだけで、聴衆に「挨拶するよ」という心構えが与えられて、
「こんにちは」という、聴衆からの挨拶の息が合うのです。
もちろん、「改めまして」ではなく、
「それでは始めたいと思います。みなさん、こんにちは!」などでも、いいでしょう。
聴衆の息を吸うタイミングをはかってあげることができれば、その場に一体感が生まれ、
聴衆に、あなたの話が、うまく伝わるようになります。
挨拶の前に、一言入れると、
- 自分の声の調子をはかることができるばかりか、
- 聴衆と息を合わせることができる
聴衆と息を合わせると、聴衆との信頼関係が築ける
聴衆と信頼関係が築けると、話がうまく伝わる