発表、面接、プレゼン、スピーチなど…
人前で話すと、緊張して、声が震えてしまう場面って、たくさんありますよね。
「声が震える原因」と「声の震えを止める方法」について、まとめてみましたので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
目次
1. 緊張・あがりと、「声が震える、2つの原因」
緊張・あがりで、声が震える原因は、
①口の中が渇き、咽頭(いんとう)や声帯に異常が生じること、
②発声に使う筋肉が硬直し、痙攣(けいれん)してしまうこと、
この2つです。
「緊張・あがり → ①② → 声の震え」
2. 緊張・あがりと、「声の震えを止める、3つの方法」
緊張・あがりの、声の震えを止める方法は、
①ストレッチ、
②腹式呼吸、
③大きな声を出す、
この3つです。
①ストレッチ
- 喉元・首元・顎のあたりの硬直した筋肉を、さすったり、伸ばしたり、
- 首を、ぐるぐる回したり、
- いったん、力を入れてから、スッと、力を抜いてみたり…
声の震えは、発声に使う筋肉の硬直や痙攣(けいれん)が、直接に関係しています。
緊張して固くなっている部分の筋肉を緩めることが、最も簡単で、即効性のある方法です。
なお、緊張・あがり「精神」と、声の震え「身体」は、お互いに関係しています。
不安や恐れを感じているときは、身体が硬直・痙攣(けいれん)しますし、
リラックスしているときは、身体が弛緩(しかん)します。
これは、逆にも言えることで、
固くなった筋肉を緩めてあげると、不安や恐れの感情も薄まっていきます。
声の震えの根本的な原因である「緊張・あがり」にも、効果がありますので、一石二鳥です。
②腹式呼吸
声の震えが気になるときは、腹式呼吸を使った「腹式発声」で話しましょう。
呼吸法は、
- ラジオ体操の深呼吸など、肋骨を使った「胸式呼吸」(きょうしきこきゅう)と、
- 声を良く出すために、横隔膜を使った「腹式呼吸」(ふくしきこきゅう)の、
2つに大別されます。
- 「胸式呼吸」は、息の流れをコントロールしにくく、咽頭(いんとう)や声帯に近い筋肉を使うため、声が震えやすくなってしまいますが、
- 「腹式呼吸」は、横隔膜とその周辺の筋肉を動かすので、強くて深い呼吸が可能となり、震えない声を出すことができるのです。
呼吸量で言うと、
- 「胸式呼吸」が、約450mlであるのに対し、
- 「腹式呼吸」は、約3,000mlと言われています。
なお、腹式呼吸には、
- 血圧上昇抑制
- 精神安定
- 脳の活性化
- ストレス軽減
など、様々なプラスの効果があります。
声の震えの根本的な原因である「緊張・あがり」にも、効果がありますので、一石二鳥です。
③大きな声を出す
声の震えが気になるときは、大きな声を出しましょう。
声が小さいと、物理的にも、精神的にも、声が震えやすくなってしまいます。
声が小さいと、弱気に見えますし、心も小さくなってしまいますが、
声が大きいと、強気に見えますし、心も大きくなります。
大きな声を出すことで、表情や態度も、堂々とした振る舞いになるのです。
最初の第一声だけでも、かまいません。
勇気を持って、大きな声を出しましょう。
声の震えの根本的な原因である「緊張・あがり」にも、効果がありますので、一石二鳥です。
☆「緊張・あがり」をなくすには…
当サイトでは、
- 医学・心理学などの科学
- プレゼン・スピーチなどの技術
- 評判・口コミ
などを参考に、「緊張・あがり」をなくす、効果的な方法を紹介しておりますので、そちらも合わせて参考にしていただければ、幸いです。